透明で柔らかい

忘れないように

忘れそうなこと

いま、妊娠10ヶ月。

出産予定日まで1ヶ月をきった。

妊娠してからは、自分の体なのに自分以外のことで変わっていくのが不思議な感覚。

お腹はどんどん大きくなるし、体重は今までに見たことのない数字になっていく。

辛いことも多少あったけど、マイナートラブルはほとんどなく、かなり優秀?というか運がいい?のではと思っている。

さすがに10ヶ月に突入して出産間近になった最近は、足の付け根の痛み?つっぱり?が出てきたり、すぐに浮腫んだりするのに悩んでいるけど、やっとそういう症状が出るころまできたのかぁていうリアルさがじわじわあったり。

お腹の中で育てている人間は、いつ出てくるんだろうなぁ。

 

・つわりがしんどいという話し

無理に食べると胃が震える。

体調悪いと立つのがやっと。手足が痺れるような感覚。

仕事に集中できない。画面を見続けると頭が痛い。

歩くだけでどっと疲れる。(暑さとマスクの息苦しさも原因かな?とは思う)

食事は特定のものを少しだけ食べられる。あとは、優しめの味付けで柔らかいものだったら食べられる確率高い。

食欲はないのに空腹だと気持ち悪い。

夕食を食べたらすぐ眠る、というより体力の限界で気絶してるような感じ。(10時間くらい寝てた)

照明が眩しくて頭が痛い。(光、におい、音に敏感だったなぁ)

炭酸水を飲むとすっきり。

真っ暗な中眠るのが怖くなる。(精神的に参っていたから?謎…)

 

そんな日々を約2ヶ月過ごした。

産むまでつわりがある人や吐いたり入院するほどではなかったけど、それでもしんどくて、このころは体力的にも精神的にもかなり参っていた。

食べてないから体力もないし、頭も回らないし、気持ちも不安定。上司の対応にもモヤモヤしたりして、とにかく毎日疲れ切っていた。心が消耗しているな、と感じる日々。

食べつわりと並行して、においつわりもあった。典型的だけどご飯が炊ける匂いがダメでどうにも頭が痛くなる。なので私が居ない間にお粥を炊いておいてくれる夫…優しい…。

味付けは、最初のころは塩っぱい系が食べやすく、徐々に甘い系が食べやすくなっていきました。空腹にならないように小さいおにぎりを食べていたけど、いつしかサツマイモとかデザートたい焼きとかを食べたり。

食べたいものが食べられないのが辛すぎて、つわりが終わったら食べたいものリストを作ったりも。なんて不憫なんだ…。

安定期に入ればつわりも終わるはず、ていうことを支えにどうにかよろよろと生活する日々が続く。

 

・うちの夫が最高っていう話し

特につわりの期間は夫のサポートなしでは生活できなかっただろうなぁ、と本当に感謝しています。

つわり中は、食べられる食品を欠かさず買っておいてくれる、疲れてよろよろの私を迎えに来てくれる(炭酸水も持ってきてくれる)、眩しいと疲れる私に合わせて薄暗い中一緒に過ごしてくれる、などなど。最近は靴を履かせてくれるので、お姫様気分。

他にも色々あるけれど、どれも些細なことかもしれないけど。毎日の細やかな気遣いは私を救ってくれました。

自分でも毎日変わる体調に困っているのに、それに寄り添ってくれた夫はもっと大変だったと思います。

あと、夫はもともと家事や料理もできるし、私がやらなきゃ生活が回らないなんてことがないのも良かった。

夫は優しくて、穏やかで、私のことをいつも心配してくれて、私の気持ちを慮ってくれる。

惚気ですが、本当にうちの夫は最高なんですよ。

 

そんな最高な夫と過ごす時間がたっぷりある産休は、私にとってウルトラスーパーラッキータイム。本当に毎日があっという間すぎる。

夫と過ごすのんびりとした日々は最高に幸せで、むしろ、2人だけで過ごす生活に終わりが見えていることが寂しくてしょうがない。仕事辞めて毎日家に居たいなぁとか思ってしまうレベル。

もちろんこれから子供と一緒に3人で生活していくのも楽しみですが。

今までとは違う発見や喜びがそこにはあるのだろうなぁとぼんやりと未来を思い描いてみたり。

でも、夫とくっついて眠るときの、穏やかで温かくて安心する時間がなくなってしまったりするのかなぁと思うと少し寂しい。

あと、変なあだ名で呼べなくなることとかも。

 

・赤ちゃん用品を揃える話し

準備リストみたいなものを見ると、すごい量のものを買わなきゃいけないような圧を感じて眩暈がする。

しかも、安全性とか専用品だから、とか理由はあるんだろうけど高い。

え、これほんとに要る?とか、これは専用じゃなきゃいけないの?とか、もうキレ散らかしたくなるわけです。

調べてみると代用できるものや、必ずしもそれが必要じゃない子が居たり、全部用意して!てわけじゃないことにほっとした。

もちろん大金持ちで家も広くて余裕がある人ならいくら買ってもいいのかもしれないけど、こちとら一般庶民で家も狭い。なんなら2人暮らしにしても狭い。

たくさん調べて、考えて、どうにかこうにか迎えるための準備を整えた。と思う。

いまだに収納はこれでいいのかなぁなんて悩んだりしているけど、始まってみないとわからないし、とにかくあとは赤ちゃんを待つのみなんでしょう。

 

 

最近届いたベビーベッドを眺めたり、赤ちゃん用の小さな肌着を手に取ったり。

そんな夫の姿を見るのがとても嬉しくて、私はすぐに幸せな気分になってしまう。

マタニティハイなのか?そういうやつなのか?と疑うこともあるけど、私は夫のことですぐ喜んだりするのできっと通常通りなんでしょう。

 

赤ちゃんが居る生活ってどんな感じなんだろう、大きくなったらどんな子になるんだろう、こんな風に言ったりするかな、なにが好きになるかな。

実際は慌ただしい毎日になるんだろうから、今はのんびりと未来のことを楽しみに過ごしてみる。